「武士の起源を解き明かす」

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ちくま新書刊「武士の起源を解き明かす」:桃崎有一郎著を読了する。

武士は、武士道だのサムライ道だの、武士の一分だの色々言われます。百姓道だの

は聴いたことはありません。外人にも超有名なので、常々武士は、どうゆうメカニズムで発生したのか昔から気になっていたので、タイトルに惹かれ暇つぶしに購入しました。しかし、内容は、かなり専門的で漢字の読み方などに難儀し読み通すのに時間かかりました。天皇が無責任に生み増やした王臣子孫と、貴種を欲しがる地方の豪族が結び

ついて朝廷(税金取る)に対抗する武装勢力(税金納めない)として発生(著者は創発といってます)し朝廷もこれを取り込まざるををえなかったとゆう仮設です。なるほど説得力があります。誰も武士の成立の根源には踏み込まなかったので、モヤモヤ

してました。著者の問題意識の提示には敬服します。もっと読まれても良いと思います。