「現代ヤクザ・血桜三兄弟」マリリン・モンロー ノーリターン。

dvdで「現代ヤクザ・

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血桜三兄弟」監督:中島貞夫・1971年を観る。岐阜のヤクザ広動会の縄張りを狙い、大阪の誠心会が鉄砲玉の川島(小池朝雄)を送り揺さぶりをかける。組員の邦夫(伊吹吾郎)とノミヤの舎弟分の宏(渡瀬恒彦)は誠心会に飲み込まれそうになる組に危機感を抱く。バーのママのマサミ(松尾和子)を川島に寝取られた邦夫の兄であるマスター(菅原文太)は胃がんで余命がなかった。組の代貸の原はこれをネタに川島殺害を依頼する。しかし、川島はバーのアルバイのトモグラ荒木一郎)に殺害される。これを機会に誠心会との抗争が勃発するかと思いきや組会長(河津清三郎)は誠心会の傘下にはいることを決意する。誠心会との戦争を主張する邦夫と宏は組の生き残りの邪魔になると判断した会長は二人の殺害を決意するが……. 「この世はもうじきおしまいだ。俺立ちゃ毎晩お祭りだ。欲張り婆は長生きで、やさしい娘は早死にだ。マリリン・モンロー ノーリターン。ノーリターン。ノーリターン。」と野坂昭如の曲が無常感をそそります。最後は3人そろっての組への殴り込みとなりますが、この曲と荒木一郎のヘロヘロ演技がなんともいえなく晩酌が進みました。